宮崎県立視覚障害者センター 公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会

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所長雑感

所長雑感                

冨永 昌志

皆様いかがお過ごしでしょうか。私が今書いておりますのは2月20日です。2月も半ばを過ぎ、少しずつ春の兆しが感じられるようになってまいりました。

当センターにおきましても、新年度に向け事業計画や予算を作成したり、新たな取り組みの検討など、忙しい毎日となっております。

そんな中、一昨日から昨日にかけて福岡市で九州盲人会連合の福祉大会が開催されましたので、参加してきました。九州各県からの参加者の熱気と、主催者の福岡市の温かいおもてなしが感じられる大会でありました。

九州各県の会長による理事会では、今後の九盲連の運営などについて熱い議論が交わされました。また、代議員出席の全体会では日本視覚障害者団体連合会(日視連)の竹下会長の講演があり、中央において、視覚障害者に関するさまざまな課題について、厚労省や国交省などと議論や要望などを懸命にされていることが理解できました。参加者の皆様も職業問題やJRの問題などについて竹下会長と熱心に意見交換され、とても意義ある大会だったように思います。

来年度は宮崎県でこの福祉大会が開催されます。今回の福岡大会に負けないよう、意義あるものにしていかなければならないと感じたところです。

令和6年度は、上記の九盲連福祉大会が令和7年2月に宮崎市で開催されます。是非多くの皆様のご参加をお願いしたいと考えております。

またこのほか、来年度は県立視覚障害者センターが開設されてからちょうど30周年にあたります。このような節目の年にもなりますので、9月末には30周年記念の「センターまつり」を開催することを考えております。内容につきましては現在検討中でありますが、いろいろと話し合って、利用者の皆様に喜んでいただけるような催しにしていければと考えております。皆様、こちらも是非お楽しみになさってください。

 去る1月21日には当センターで「点字オセロ大会」を実施いたしました。センターの空調設備が工事中で使えないこともあって参加者は少なかったですが、皆さん大いに楽しんでおられました。オセロ大会では、今回から新たな試みとして一人20分の持ち時間を設けることにしました。このため対戦席にパソコンを置いて対戦者の残り時間を表示するようにしました。そして付添いのヘルパーさんにパソコンのキーを押してもらって先手番と後手番を切り替えてもらいました。特に問題なく平等な持ち時間で対戦ができましたので、とても良かったと思います。御協力いただきましたヘルパーの皆様誠にありがとうございました。

 

 さて、私冨永は、このセンターで3年間勤務させていただきましたが、この3月を持って退職となりました。思えば大したことはできませんでしたが、とても楽しく充実した思い出ばかりであります。

 これも利用者の皆様、ボランティアの皆様、関係者の皆様、役員の皆様そしていつも頑張っていただいた職員の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。老兵は去りますが、これからも多くの皆様がこの県立視覚障害者センターをご利用いただきますよう願っております。

 それでは、どこかでお会いできた時には、よろしくお願いします。みなさまお元気で。