所長雑感
1. 所長雑感 冨永 昌志
皆様いかがお過ごしでしょうか。私が今書いておりますのは12月17日です。12月も半ばを過ぎ真冬の寒さとなってきました。また年の瀬を迎え、だんだんとあわただしくなる時期でもあります。
さて、この季節、当センターにおきましてはスポーツの話題が多くなる時期でもあります。
まず、10月29~31日に栃木県で「第22回全国障害者スポーツ大会」が開催され、宮崎県からは28名の選手が出場されました。
そのうち、視覚障害の部では、フライングディスク競技で南園勝吉選手がディスタンス金メダル、アキュラシー銅メダル、サウンドテーブルテニス競技で川野健一選手が金メダル、そして陸上競技50メートルで那須優心選手が銀メダルを見事に獲得されました。
3選手の大活躍、誠におめでとうございます!そしてお疲れさまでした。
次に11月27日には、当協会主催の「第36回宮崎県視覚障害者ふれあい健康マラソン&ウォーキング大会」が開催されました。
絶好の秋晴れの下、宮崎市大淀川市民緑地には選手、ボランティア、協力団体の皆様が結集いただき総勢200名を超える大盛況となりました。
特に今年はタンデム自転車の体験会を計画したところ、ひむか自転車協会の岩切様、香山様が快く協力いただき、実現することができました。1人5分程度の乗車体験でしたが、参加者からは好評をいただきました。
また今年はスマートフォンの青空相談会ということで、鶴アドバイザーに来ていただき実施しましたが、おかげさまでこちらも大盛況だったようです。ありがとうございました。
それから、今回初めて宮崎北高等学校の生徒の皆さん約30名がボランティアとして参加していただきました。受付の手伝いや、ウォーキングの同行、タンデム自転車の乗降補助など、とても頑張ってくださいました。
学校で生徒の皆さんが書いたその日の感想文をこちらにもいただきましたが、当事者の皆様とふれあって感じたことや、これからの夢・希望などが若者の目線で書いてあり素晴らしかったです。(なお、今月の視障協ニュースをお読みになってください。)
来てくださった生徒の皆さんと担当の先生、ありがとうございました。お疲れさまでした。これからもよろしくお願いします。
またいつもご協力いただいておりますライオンズクラブ(宮崎7地区)、宮崎伴走者協会、慶明会さざなみの会、宮崎産業経営大学もくもく会、宮崎市陸上競技協会の皆様、いつも本当にありがとうございます。
皆様また来年、このイベントでお会いしましょう。
それから、ウィンタースポーツと言えば、毎年12月の青太マラソンですよね。
今年は第31回となる視覚障害者マラソン宮崎大会(青島太平洋マラソンとの同時開催)が、12月11日に開催されました。こちらも天候に恵まれ、視覚障害者32名の選手の皆さんが、1万人を超える青太マラソンランナーの中に混じって健脚を競いました。
今年も昨年同様、42.195キロのフルマラソン種目のみでしたが、伴走者の方と絆をつないで木花の運動公園~橘通り~宮崎神宮折り返し~青島~運動公園(ゴール)までの長い道のりを疾走されました。
この時期にしては気温が高いコンディションで、暑さとの闘いに苦しまれた選手も多かったようですが、試練を乗り越え完走された選手の皆様は、達成感と満足の表情をされていました。ましてや目標タイムをクリアされた選手は喜びもひとしおだったことでしょう。誠におめでとうございます。
選手の皆様は、喜びの声とともに、「ありがとう」と感謝の言葉をスタッフにもかけてくださっていました。
惜しくも完走ならなかった選手もおられましたが、また次回チャレンジをしていただきたいと思います。
来年は、できれば3kmや10kmといった短い距離の種目も復活してこの視覚障害者マラソンがより多くの方の参加をいただけるよう願っております。選手、伴走者、そして関係者の皆様大変お疲れさまでした。
次に、当センターにおきましては、今年度、新たにかんたんスマホ講座、ICTサポーター養成講座などを実施し、視覚障害者にとって操作がなかなか難しいスマートフォンの講習会を進めておりますが、遠隔地から参加される方もおられるため、宮崎市のセンターだけでなく、他の地区でも実施すべきとの考えから、12月に延岡市福祉会の甲斐会長さん、延岡ライトハウスの渡邊館長さんとお話をさせていただきました。
この結果、来年度から延岡ライトハウスにおいてスマホ講習会を開催できる見込みとなりました。
多くの皆様の参加をお待ちしております。この件に関しましては、当センターの大賀又は冨永までお問い合わせください。
長くなりましたが、皆様これからもお元気にお過ごしください。 それでは、今後ともよろしくお願いいたします。