協会より
タンデム自転車、全国で走行可能に!
5.タンデム自転車、全国で走行可能に!
昨年のふれあい健康マラソン&ウォーキング大会でタンデム自転車の体験会を企画し、多くの方に体験してもらいました。
タンデム自転車とはサドルとペダルが2か所にあり、前後に並んで乗る自転車のことをいいます。後方に乗る人はハンドル操作を行う必要がないため、目の不自由な方でも乗ることができます。
このタンデム自転車が今年7月より東京都でも公道走行が可能になったことにより全国で走行可能となりました。
宮崎でも機会があれば、またタンデム自転車の体験会を兼ねて今度は長い距離をサイクリング体験できたらと考えています。
あはき協議会「インボイス制度」について
4.あはき協議会「インボイス制度」について
7月1日に開催されました、あはき協議会代議員会に八木理事がZOOMで参加されました。その中で令和5年10月1日から施行されるインボイス制度について顧問税理士の講話がありました。
インボイス制度とは、正式名称を「適格請求書保存方式」といいます。所定の記載要件を満たした適格請求書(インボイス)の発行を支払先から受けて保存することにより、消費税の仕入税額控除を受けることができる制度です。取引における消費税額を正確に把握することを目的としています。
八木理事によれば、インボイス制度「適格者請求書」は結論から言えばほとんどのあはき自営業者の場合登録不要とのことでした。
研修会場内でも消費税をもらっている業者はほとんどいなかったようです。あえて言えば患者が大手企業として請求書や領収書を施術者に要求が存在するとき、それが不可能であれば他の業者を選択されるかもしれないということでしたが、本県のあはき自営業者では非現実的のような気がするということです。
なお、インボイス制度についてはインボイスコールセンターか、お近くの税務署へお尋ねください。
インボイスコールセンター(インボイス制度電話相談センター)
【電話番号】フリーダイヤル(無料)0120-205-553
【受付時間】9:00から17:00(土・日・祝 除く)
視覚障害者研修会の報告
1.視覚障害者研修会の報告
7月23日(日)に県立視覚障害者センターで「視覚障害者だから知っておきたい防災の心得」と題して防災士榊原道真(兵庫県)を迎えて講義を受けました。8月に台風6号が沖縄周辺から九州西側に接近し、この研修会で学んだことが役に立ったと思います。土砂災害警戒区域、洪水による浸水想定区域などが各地域で発生し、現在住んでいる区域がどのようなところか少しわかったと思います。皆様も自宅周辺のハザードマップを確かめていただきたいと思います。講義の概要は下記のとおりですので再度ご確認をお願いします。
「視覚障害者だから知っておきたい防災の心得」
防災士 榊原道真(兵庫県)
1 ハザードマップについて
自分の住んでいる市町村の「ハザードマップ担当課」にお願いして、自分が住んでいる地域のハザードマップ上のいろいろな危険について説明してもらう。
①土砂災害の危険はあるか。
- 水害が起こったときどのくらい水に浸かるか。
- 南海トラフ地震が起こった場合、どの程度の波が来るのか
聞いたことは必ず記録すること
2 避難所について
避難所の名前と住所、電話番号を確認する。
一度、避難所まで介助の方や家族と一緒に確認に行ってみる。(ただし、避難所は災害の種類によって変わる場合がある)
3 非常持ち出し物品について
貴重品とか、薬など非常時に持ち出す物を準備しておいてください。 避難所に行けば、水や食料品は準備してあるが、自宅避難の場合は停電のリスクがあるので、3日分くらいの水は必要となります。
そのほか、カセットコンロがあると便利です。テレビやパソコンが使えなくなるので、携帯ラジオも準備するといいです。
視覚障害者は物を探すのが苦手です。百均にも防災に役立つものがたくさんありますが、聞かないとわかりません。できるだけ情報が欲しいということを周りにも伝えてください。
防災グッズなどは、一度使ってみる、触ってみることが大事です。非常食も一度食べてみてください。でないといざというとき役に立つかどうかわからないです。
4 地域の避難訓練について
避難訓練はいろいろな障害を持つ人も参加すべきですが、なかなか情報がなかったり声がかからない場合があります。
地域の役員さんなどに、参加したいと伝えて、声をかけてもらうようにしてできるだけ参加して下さい。困ったこと、不自由なこととか、こういう支援があれば助かるといったことがあれば主催者にどんどん伝えて下さい。そういうことをやっていけば、だんだんと広がってくると思います。障害について知らない人がいっぱいいます。私も参加したことがありますが、「危ないから座ってて下さい」と言われました。地域の人も接し方が分からない面があるのだと思います。
障害者は避難所に行くのがどうしても遅いので、いい場所は健常者が先に取ってしまうことになります。視覚障害者は壁際にいるのが本当は一番良くて、その方がみんなにとっても迷惑にならず、助かることになります。こういったことが合理的配慮です。障害者はわがままだ、と思う人がいるかもしれませんが、合理的配慮は障害者の権利です。どんどん言っていけばよいです。形の上での平等ではなく、結果平等ということが大切です。例えば車いすの人にとっては一般の人より広いスペースを確保してあげることによって、ほかの人と同じように避難所を利用できるようになります。これが合理的配慮です。
また、行政の人や避難所の係の人もまた同じ被災者であるということを考えてみることも必要だと思います。
10月・11月・12月の行事予定
6.10月・11月・12月の行事予定
10月 1日 九盲あはき研修会(宮崎大会)視障センター
28日~29日 九盲サウンドテーブルテニス大会
(宮崎大会) 県体育館
28日~30日 全国障害者スポーツ大会 鹿児島市
11月12日 理事会 視障センター
26日 ふれあい健康マラソン&ウォーキング大会
大淀川親水公園
12月 9日 “こころ”のふれあうフェスタ2023
宮崎市民プラザ
10日 視覚障害者マラソン宮崎大会
県総合運動公園~宮崎市内
ふれあい健康マラソン&ウォーキング大会のご案内
2.ふれあい健康マラソン&ウォーキング大会のご案内
「第37回宮崎県視覚障害者ふれあい健康マラソン&ウォーキング大会」が下記のとおり開催されます。
昨年に引き続き、ライオンズクラブと学生ボランティアのみなさんのご協力をいただく予定です。たくさんの参加をお待ちしています。
日 時:11月26日(日)
受 付 8時30分~
開会式 9時15分~
競技開始 9時30分~
表彰・閉会式 11時15分(予定)
場 所:宮崎市役所下 大淀川河川敷「市民緑地」
種 目:10km・5km・3km・ウォーキング
参加料:マラソンの部・・・700円
ウォーキングの部・・・500円
(参加料は当日集めます。)
本大会競技は、種目別(10km・5km・3km)の申告タイムレースです。
大会申し込み書に必要事項を記入し、各地区団体長又は事務局へ11月2日(木)までに申し込んでください。
*感染対策にご協力ください。
*天候及びコロナ感染症などの疫病等により、大会が中止・変更になる場合があります。
〈申し込み・問い合わせ先〉
公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会
(冨永・城後・原田)
TEL 0985-22-5670
FAX 0985-38-8730