宮崎県立視覚障害者センター 公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会

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センターより

休館日のお知らせ

8.休館日のお知らせ

12月・1月の休館日は、次のとおりです。

12月 毎週水曜日 3日・10日・17日・24日

 1月 毎週水曜日 7日・14日・21日・28日

    12日(月 成人の日)

12月29日~1月3日 年末年始休業

 

「福祉機器展」で行ったアンケートの結果について

3.「福祉機器展」で行ったアンケートの結果について

9月28日(日)に実施した福祉機器展には当事者48名、ガイドヘルパーや付添の方、スタッフを含めると107名においでいただきました。おいでくださったみなさん、ご協力いただいた多くの方々へお礼申し上げます。さて、その際に行ったアンケートの結果をご報告します。

年代的には60代、70代の方が7割を占めています。市町村別では宮崎市が7割近くを占めていますが、日南や延岡、日向からも来てくださっていました。障がいについては全盲の方が21名、弱視の方が23名でした。

 今回のアンケートでは情報提供という点について重点的にお尋ねしました。当センターで行っている希望する資料の点訳や音訳、図書の貸出、広報や選挙公報の利用、スマホや体験会などについてご存じかどうか、またご意見などはないかを中心にお尋ねしました。

 広報については「助かっている」「ありがたい」というお声もいただきましたが、点字の広報について「横文字の場合、アルファベットではなくカナで書いてほしい」「最近ローマ字表記が多くわかりにくいので説明に日本語の説明がほしい」「広報には読点はいらない」というご意見が寄せられました。こうした点については市や県の広報担当者との協議を進めていく材料としたいと思います。また選挙公報や広報製作のことをご存じなかった方もいらっしゃいましたので、年に一度はセンターだよりなどでサービスをお知らせするようにしたいと考えています。なかには、県広報の内容の一部や県議会だよりがいらないという声や県内の歴史などについて広報に入れてほしいというご意見もありましたが、センターは県や市から広報の点訳や音訳の業務を委託されておりますので、内容については県や市の広報課へご意見を寄せていただけたらと思います。

 次に機器展や協会研修会などのイベントでの企画について選択肢から選んでいただきましたが、最も多かったのは「新しい日常生活用具」次に「スマートフォンやパソコン機器」「AI解析のできる眼鏡」「アプリ」と続きました。ほぼ同数で「福祉制度」「防災」なども選ばれています。そのほか記述の欄には「体操・ストレッチの情報がほしい」「交流会を増やしてほしい」などのご意見も出ていました。これらを参考に機器展で取り上げていくことや協会研修会の研修内容になるよう進めてまいりたいと思います。

 そのほかに「ヘルパーの車に一人しか乗れないことが不満」「選挙に近所までマイクロバスが来てほしい」という意見もありました。宮崎では公共交通機関が不便ですし、タクシーもつかまらない、料金も高いという状況でのご意見かと思います。いろいろな制度を変えるのは簡単ではありませんが、多くの声が集まれば変わることがあるのかもしれません。それから「視覚障害者だけでなく一般の人にも視覚障害者の情報を流してほしい」という貴重なご意見もありました。昨年のセンターまつりのようなイベントと福祉機器展を交互に行うことも考えています。

 最後にセンターの満足度、また職員への満足度については8割以上の方が「満足」「ほぼ満足」と回答され、「満足していない」という回答はありませんでした。職員の対応については「困ったときにセンター職員がいつでも快く対応してくれて感謝です」という嬉しい声や「いつもありがとう」という言葉もいただきました。ただ「挨拶してくれた際には名前を言ってほしい」というご意見も寄せられ、基本的な対応が不十分な点も見えました。また「情報を知りたい」「中央の情報は早く知りたい」という声も聞かれました。こうした意見も踏まえて、今後もより一層満足してもらえるセンターであるように職員一同協力してまいります。ご回答ありがとうございました。

所長の日日坦坦(ひびたんたん)  「冬どなり」

1日日坦坦 「冬どなり」

                           所長 萬代哲也

 

センターだより第138号をお届けします。本号が皆さまにとって有益な内容でありますことを願っております。

 

今日は11月4日。立冬まであと三日となり、暦の上の季節はまさに晩秋です。センターの前を通り過ぎる男子高校生は詰襟になり、停留所でバスを待つご婦人は肩にストールを乗せています。

それでも、近頃は季節の移り変わりにずいぶん鈍感になった気がします。地球環境の変化のせいでしょう。春と秋は短くなり、冬の後にはすぐ夏が、夏の後にはすぐ冬がやってくるように思えます。

 

最近の出来事で気になるのは、各地で起きているクマの出没と人への攻撃です。クマは、秋の訪れとともに栄養を十分に蓄えて冬に備えるのだと思いますが、なぜ人間の領域に踏み込み、なぜ人を攻撃するのでしょう。以前は人間の開発行為の影響が言われていましたが、今ではやはり気候変動が第一の要因でしょう。

気候が変わり、クマの栄養となる動植物に変化をもたらし、その変化がクマに及ぶ。短い秋に戸惑い、エサの減少に慌てて山から里へ迷い込んだクマは、人間をエサを取り合うライバル、あるいは自分に危害を及ぼそうとする敵と感じて攻撃する。一方、人間はクマに遭遇することへの備えが間に合っていない。

人間にもクマにも悲しい現実です。

宮崎ではクマの被害は起きません。でも、気候変動によってそれに代わる何かが起きるかもしれません。クモや蚊などの毒性昆虫によるものであったり、更に小さいダニなどの寄生虫であったり、あるいは、細菌やウイルスが何かを引き起こすかもしれません。考えるだに恐ろしいことです。

何とかここで踏みとどまりたい。世界の英知を結集して、将来を生きる子どもたちの安全を守りたい。誰しもがそう願っていることでしょう。

 

二十四節気では、立冬のあとに小雪、大雪、冬至と移り、寒さもいよいよ本番を迎えます。体も心も健やかに保ちつつ、季節の移り変わりを敏感に感じたいものです。

新しい点字サービスのご案内

(2)新しい点字サービスのご案内

宮崎日日新聞の日曜日に掲載されている、新刊本の紹介欄「BOOK」を点字で製作することにしました。

この記事は1週間に1回の掲載記事ですが、点字版が完成したら印刷して点字郵便で送ります。なお製作の都合によって前後することもありますがご了承ください。

1回分のページはおよそ20数ページ(点字用紙10~14枚)です。料金は点字用紙代のみで1週間分がおよそ70~100円程度ですので、ひと月分は350円とさせていただきます。なおこの購読は、年内は無料で、来年分から集金することとしますので、この期間に試していただけたらと思います。

もし興味をお持ちの方がいらっしゃったらセンターまでお電話ください。

電話 0985-22-5670

メール miyashikaku@sco.bbiq.jp

視覚障害者センター       大賀まで

年末年始の図書の貸出期間について

(5)年末年始の図書の貸出期間について

 年末の貸出は12月26日(金)まで、年明けの貸出は1月5日(月)からといたします。

 年末は郵便が混むことが予想されます。ご希望の方は早めにご依頼ください。他館が所蔵している図書を取り寄せる場合は、年明けになる可能性があります。