宮崎県立視覚障害者センター 公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会

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視覚障がい者向け情報

明星視覚学校がフロアバレーボール大会全国大会に出場します!!

宮崎県立明星視覚支援学校が、九州地区盲学校体育大会フロアバレーボール大会において優勝し、全国盲学校フロアバレーボール大会北海道大会に出場することとなりました。児童生徒数は17 名と大変少ないですが、心を一つに頑張った結果かと思います。この快挙に、エールを送るとともに、さらに全国大会「初優勝」に向けて突き進んでほしいですね。

今回、大会が北海道で行われるということでさまざまな費用が必要かと思われます。
そこで広く皆様にお知らせし、もし応援の形としてご寄附をお考えの方は、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。(受付期間 8月15日まで)

以下に振込先等ご案内いたします。また職員大賀までご相談いただいてもかまいません。どうぞよろしくお願いします。

1 振込先口座
金融機関名 支店名 宮崎銀行 住吉支店
口座種別 普通預金
口座番号 177484
口座名義 宮崎県立明星視覚支援学校特別後援会 会計 菊池享史

2 振込手数料について
窓口やATM でお振り込みの場合は、振込手数料を差し引いた金額をお振り込みください。

3 現金での寄付について
現金での直接寄付をご希望の場合、平日9 時から16 時迄に明星視覚支援学校事務室に
て受付を行います。(土日祝日、学校休校日は受付できません。)

よろしくお願いします。なおご寄附のついての学校からの趣意書は手続き時にお渡しいたします。

第78回全国視覚障害者福祉大会(千葉県)報告

1.第78回全国視覚障害者福祉大会(千葉県)報告

 社会福祉法人日本視覚障害者団体連合と社会福祉法人千葉県視覚障害者福祉協会の主催による第78回全国視覚障害者福祉大会(千葉大会)が5月25日、26日の二日間東京ベイ幕張ホールで開催された。

 全国の視覚障害者代表が一同に会し自立と社会参加の促進に向け様々な課題を論議し本年度の運動方針を決定した。

 25日は多様な見え方の人が集いともに幸せに暮らすためにと題したシンポジウム、団体提出議案に関する分科会、全国団体長会議。

 26日は第78回全国視覚障害者福祉大会式典議事が行われ閉幕した。

 本県からの提出議題は

 福祉部会:国は福祉有償時の時間を同行援護として算定してほしい

 バリアフリー部会:キャッシュレスに対応した視覚障がい者に利用しやすいアプリ及び機器の開発

 職業部会:マイナ資格確認アプリの音声化について

 ≪大会スローガン≫

1.急ごう、要支援者のための災害対策

2.忘れるな、駅無人化における視覚障害者の安全安心

3.実現しよう、誰一人取り残さないデジタル社会

4.分かちあおう、点字考案200周年

 

この大会に参加して頂いた皆さんお疲れ様でした。

第79回全国大会は宮城県に決まり

8月・9月のIT相談会の日程について

(2)8月・9月のIT相談会の日程について

アイフォン・アイパッドの相談会は、8月は講師の先生の都合によりお休みとさせていただきます。9月は6日(土)の午前10時から開催いたします。IT講習会は8月17日(日)、9月21日(日)のいずれも13時30分から15時30分です。スマホ交流会は8月23日(土)、9月27日(土)で、いずれも10時から12時までとなります。かんたんスマホ教室は8月18日(月)、25日(月)、9月は8日(月)と22日(月)で、いずれも10時から12時までとなります。ただし、総務省のデジタル活用支援推進事業の申請が通った場合は、9月よりカリキュラムに沿った講座が始まります。詳しくは担当の鶴までお問い合わせください。それぞれ事前にお申し込みください。

 

『見えない・見えにくい人のための福祉機器展』のお知らせ

3.『見えない・見えにくい人のための福祉機器展』のお知らせ

赤い羽根共同募金の助成を受けて、『見えない・見えにくい人のための福祉機器展』を9月28日(日)に開催します。今年の機器展では今話題のAI関連の情報を中心に、音声解説付きのDVDやシネマデイジーの体験などを企画しました。

スマホのAIを使って周りの情報を得るAI機能の体験や、スマートフォンも持っていない方でも使える新しいタイプの機器「ダイナグラス」の体験会も実施します。これは首にかけたカメラから得た情報を、AIが解析して、音声で教えてくれるというものです。そのほか拡大読書器などの福祉機器の展示の他、日視連からの日常生活用具の展示・販売もあります。

また、音声解説付きDVD、シネマデイジーの体験会については、DVDが「ヤンキー君と白杖ガール」シネマデイジーは「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」を予定しています。こちらは午前と午後に、それぞれ1回ずつ同じ内容を放映します。こちらも座席の関係上、申し込みをお願いします。

さらに毎回好評の友の会によるバザーも企画しています。今年はアルコールも出品されますが、出品数によっては数の制限をすることも考えられます。ご了承ください。

詳しい時間帯などご確認のうえ、ぜひ足をお運びください。お待ちしています。

 

日時:令和7年9月28日(日) 9:00~14:00

会場:宮崎県立視覚障害者センター

主催:(公財)宮崎県視覚障害者福祉協会

お問い合わせ:同センター電話(0985)22-5670

FAX(0985)38-8730

 

(1)各催しの開催場所と時間の案内

[2階 交流ホール]

・日視連 用具販売・便利グッズの展示

・メガネのヨネザワ・システムギアビジョンによる拡大読書器、プレクストークほか展示

[2階 研修室](交流ホールの奥の部屋です)

AI活用の実演

[1階 研修室]

音声解説付き DVD・シネマデイジー体験会、交流

上映は午前・午後の2回で内容は同じものです。座席の関係上、申込が必要です。各回12名まで。なおシネマデイジーは音声のみで画像はありません。

 

≪午前≫

「ヤンキー君と白杖ガール」10:00~10:30

シネマデイジー 「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」 11:00~11:30

≪午後≫

「ヤンキー君と白杖ガール」12:30~13:00

シネマデイジー 「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」 13:30~14:00

なお、上映時間以外は、交流の時間といたします。ゆっくりお過ごしください。(お茶つき)

 

[1階 ボランティア室]

ダイナグラス体験会(予約制)

10時、11時、12時、午後1時から50分間という4つの時間帯で、各4名までお申込いただけます。

[ロビー]点訳・音訳友の会によるバザー

 

(2)出展業者

出展は日視連、メガネのヨネザワ(眼鏡等)、システムギアビジョン(拡大読書器等)。

 

(3)各講座の内容・予約等について

予約はどなたも8月8日(金)からとさせていただきます。ご了解ください。予約・申込が必要なのは「ダイナグラス体験」「音声解説付き映画体験」です。

また図書の貸出については事前に図書係にご連絡ください。プレクストークに関しては2階の「ヨネザワ」さんにお願いします。

 

なお、大宮高校の駐車場をお借りしていますが、なるべく公共交通機関をご利用いただくようお願いいたします。

今回も楽しめる企画としてスタンプラリーを実施します。どの部門でもシールを準備しますので、回られたら名札の裏にシールを貼ってください。(ただしアンケートのシールは必須です)シールが張られましたら、名札返却時に、くじ引きにておたのしみグッズがもらえます。ぜひご参加ください。

 

令和7年度協会研修会ハイライト

2.令和7年度協会研修会ハイライト

6月22日に開催された協会研修会では、2部構成で貴重な講演と活発な意見交換が行われました。

 

午前中は、まず大庭康資さんが「空手を通して経験したこと」をテーマに講演されました。WKF世界障がい者空手道での金メダル獲得経験や、幼少期の体験から空手との出会いが人生に大きな影響を与えたことについて語られました。また、世界大会で訪れたウクライナでのエピソードや、「行動すること」「続けること」「皆さんのおかげ」という3つの大切にしていることについてもお話しいただきました。

続いて、宮崎県消費生活センターの石橋さんが「くらしの中の契約」と題して、契約のルールと悪徳商法について解説。年間約1万件の相談のうち、約45%が高齢者からの相談であることに触れ、架空請求や詐欺メール、化粧品・健康食品の定期購入に関するトラブルが多い現状を伝えました。契約の成立、クーリングオフ制度、そして「赤信号」の頭文字で覚えるべき悪徳商法への注意点(慌てない、過信しない、信用しない、個人情報を伝えない、疑わしいときはまず相談)について、クイズ形式も交えながら分かりやすく説明がありました。

 

午後の部では、視覚障がい者の外出をサポートする振動型ナビゲーションデバイス「あしらせ」が紹介されました。センターに見本品があるため、体験を促す案内もありました。

その後、参加者による意見交換会が開催されました。

同行援護サービスについては、事業所の閉鎖によるガイドヘルパー不足への不安や、福祉有償運送の地域格差、JR九州のサポート活用、自治体への働きかけの重要性などが議論されました。

高齢者の楽しみ方では、歌声喫茶、コーラス、カラオケ、STT、ボウリング、家庭菜園など、具体的な活動が共有されました。

自立支援協議会に関しては、近年、精神疾患や知的障がいが対象となることが多く、視覚障がい者にとって有意義な情報が減少しているという現状が報告されました。

最後のテーマである避難所については、日南市の山口さんから、避難所の入り口付近に視覚障がい者用スペース確保を働きかけている事例が紹介され、熱中症・感染症予防、トイレ利用の容易さなどのメリットが挙げられました。南海トラフ地震臨時情報が出た際の対応や、各自での備えの重要性についても話し合われました。

長時間にわたる研修会でしたが、参加された皆様、お疲れ様でした。